Pocket

ウィッグって、どのように保管すればいいの?
どう扱えばいいの?アレンジ方法は?等、
初めてウィッグに挑戦する方には様々な疑問や不安がありますよね。
そんなウィッグビギナーさんに揃えておくと便利なウィッググッズをご紹介します。

ウィッグのお手入れに必須なケア用品

ウィッグを長持ちさせるためには、日頃のお手入れがとても大切です。
正しいケア方法を知っておきましょう。

ウィッグのお手入れで重要なことを挙げるなら、
まずは基本のブラッシングとシャンプーです。
ウィッグは日頃からのマメなお手入れが長持ちさせるための秘訣!
使用後にお手入れをしていないと、髪が絡まりやすくなります。
使用前・使用後にはブラッシングを欠かさないようにしましょう。

さらに、傷みや汚れが目立つ前にシャンプーをすることです。
傷んで使えないかなあと思っていたウィッグでも
シャンプーをすることで復活する場合があります。
傷んで買い替えようと思う前に洗ってみることも大事です。
この必須ケアであるブラッシングとシャンプーに便利なグッズをご紹介します。

ウィッグに付いたホコリを落として毛流れを整えるウィッグ専用ブラシ

ウィッグ専用ブラシのブラシ部分は、
人の髪用ブラシよりも金属製で硬めにできています。
ファイバーでも静電気を起こさず、しっかりとほぐせるように硬くなっているのです。
ブラシはストレートウィッグに使用するのに特におすすめです。
力を入れ過ぎて毛が抜けないように注意しながら、ブラッシングしていきましょう。

カールウィッグにブラッシングする場合は、
ブラッシングし過ぎると、カールがとれてしまうため
全体の絡みをほぐすような感覚で、ふんわりとブラッシングをしましょう。

ブラシは、ウィッグに付着したホコリや汚れを落としたり、
まとめたりする場合に使用するといいでしょう。
また、ウィッグ専用のブラシは主に金属製のものが多く
静電気を逃してくれる働きがあります。

ウィッグ専用ブラシ【BR-W】

絡まりをほぐしたり毛束を分けるのに便利なウィッグ専用コーム

コームタイプのものはポイントウィッグに使用しましょう。
絡まりがひどいとき、カールの毛をほぐすとき等
コームの柄の部分を使って大まかに絡まりをほぐしていきましょう。
そうすることでカールがとれにくくなります。

コームは毛を分けたり整えたりする際に使用します。
ウィッグ専用コームは、通常のブラシよりも目が粗くなっており
こちらも、ウィッグ専用のものは金属製で作られているものが多く、
静電気が起こりにくくなっています。
静電気はウィッグのファイバーにとって傷みの原因となるので大敵です。

ウィッグ専用コームブラシBR-C 【ケアアイテム】

ウィッグ専用コームブラシ【BR-C】

ウィッグ専用シャンプーを使ってこまめにウィッグを洗う

ブラッシングでホコリを落として毛流れを整えた後は、
ウィッグ専用のシャンプーを使用して洗いましょう。

洗面器に水を張り、ウィッグ専用シャンプーを数滴入れます。
ウィッグがファイバーで作られているものは、
熱にもあまり強くないため、お湯よりも水を使うようにしましょう。
お湯で洗うとカールがとれてしまうこともあります。

使用するシャンプーは市販の人毛用ではなく
ファイバーを洗うことを考慮して作られた、ウィッグ専用シャンプーを使用しましょう。
人毛用のシャンプーにはウィッグには不要な成分が大量に入っているため
ウィッグの毛にベトつきが残ったり、ウィッグの劣化を早めてしまうことに繋がります。
プリシラのウィッグ専用シャンプーはリンスインシャンプーなので
トリートメント効果も兼ねていてラクチン!

洗うときは優しく押し洗いをしてください。
そして、濁りがなくなるまで水を入れ替えて押してすすぎましょう。
洗い終わったらタオルで挟むようにドライしてから、
ウィッグを寝かせて置き、自然乾燥させます。
オールウィッグの場合はウィッグスタンドを使うと型崩れしにくいです。

ウィッグを洗う時の注意点

ウィッグ専用シャンプー&リンス【SR】

ウィッグの型崩れを防ぐウィッグスタンドを活用する

完全に乾いたら軽くブラッシングをして形を整えます。
形を整えたら、ポーチに入れて保管するよりも、
ウィッグスタンドを使用して保管しましょう。
ウィッグスタンドを使うと、ウィッグの型崩れや絡みを防ぐことができます。
組み立て式のスタンドなどは、場所もとらずに軽量なので
旅行先などでも使用することができます。

ウィッグスタンドは保管用としてだけではなく、
ウィッグをアレンジする際なども土台として使えるため、とても便利なアイテムです。
ウィッグを購入した際の、ポーチに入れて保管する場合は、
ウィッグキャップの内側に新聞紙を丸める等、クッション材を入れて
型崩れを防ぐようにしましょう。

ウィッグスタンド【WIGSTAND】

ウィッグ専用オイルスプレーで艶戻しと乾燥防止

ウィッグが乾いた後にブラッシングをする際、
ウィッグ専用のオイルスプレーを使うと
さらに毛のツヤが出て綺麗に仕上がります。
また、オイルスプレーを使用することにより、
静電気の発生を防ぐこともでき、摩擦からウィッグを守ってくれます。
ウィッグに潤いを与えるため、指通りもスムーズになるので
乾燥してきたと感じたら使用するのがおすすめです。

ウィッグを長持ちさせる効果もありますので、
ウィッグを洗った際にはウィッグ専用オイルスプレーを使用しましょう。
オイルスプレーについても、人毛のものではなくウィッグ専用を使用してくださいね!

ウィッグ専用オイルスプレー【SP】

ウィッグ専用デオドラントスプレーで臭いのエチケット

ウィッグを洗っても汗やタバコ等の嫌な臭いが消えない場合は、
ウィッグ専用のデオドラントスプレーを使いましょう。
デオドラントスプレーは、ウィッグの毛に振りかけるのではなく、
内側のキャップに向けて振りかけて使用します。
キャップが乾いた頃には気になる臭いが和らいでいます。
メーカーにより微香性のものもあるので、購入時に確認することをお忘れなく!

ウィッグ専用デオドラントスプレー【SD】

ウィッグ着用時の必須アイテム

フルウィッグ着用前の下地作りに大事なウィッグネットの着け方

ウィッグのケア方法を知ることができたら、
次はウィッグの着用段階でのアイテムです。

フルウィッグをかぶる場合、
まずは自毛をブラシなどで軽く整えます。
そして自毛をまとめる役割を果たすウィッグネットを、
頭からすっぽりとかぶり、首まで下ろしていきます。
ウィッグネットのゴム部分を生え際に固定し、
ウィッグネットを頭の上に持ち上げていきます。
その際、自毛をウィッグネットの中に入れ込みます。
自毛に長さやボリュームがありネットに収まりきらない場合は、
自毛を上下にブロッキングしたり、みつあみにしてから収めるとまとまりやすくなります。

ウィッグネットに自毛を入れ込んでまとめたら、
自毛とウィッグネットをヘアピンでしっかりと留めます。
こうすることで、ウィッグをかぶる際にズレることを防ぎ、かぶった後も安定します。

自毛がショート等、ウィッグネットが余った場合には
ウィッグネットを谷折りに2度折りたたみ、
余った部分をヘアピンでしっかりと固定しましょう。
自毛をウィッグネットにまとめたら、これで下準備が完了です。

 

次にウィッグをブラッシングしてウィッグを整えましょう。
次にウィッグをおでこの生え際部分に合わせて押さえ、
ウィッグの襟足部分を持ち前から後ろに向かって引っ張り
ウィッグのキャップに頭を入れ込みます。

かぶったら、生え際や襟足部分の位置を合わせましょう。
ウィッグの襟足部分にあるアジャスタを
自分のサイズに合わせてできるだけ頭にフィットさせましょう。
最後にブラシや手ぐしでウィッグをなじませれば完成!

筒状のウィッグネットで自毛をまとめてウィッグをかぶる前の下地作り

こちらでご紹介しているウィッグネットは、
上下とも閉じていない筒状のウィッグネットです。
伸縮性に優れているため、自毛をしっかりとまとめることができます。
ウィッグをかぶった際にデコボコした感じにならないよう、
自毛はできるだけコンパクトに均一になるようにまとめましょう。
ネットがコンパクトにまとまっているだけでウィッグの着用感も快適になります。

ウィッグネットは各メーカーによって色展開されていることもあります。
黒が主流ですが、白やベージュなどもあります。
明るいカラーのウィッグの場合だと、ネットもベージュや白の方が
ネットの透けも気にせずかぶることができるでしょう。
※たまに毛量の少ないメーカーで内側のキャップが透けていることがありますよね…

ウィッグネットは、フルウィッグを購入する際に付属でもらえることが多いので
購入時に確認してみてくださいね。

オールウィッグネット【A-NET】

医療用目的の方におすすめのクリニカルウィッグキャップ

ウィッグを医療用として使用される方を対象に作られているアンダーキャップです。
サイズが選べる場合は自毛の毛量に合わせて選ぶといいでしょう。
筒状になっているウィッグネットとは異なり、頭頂部が閉じているタイプが主流で、
ヘアピンで留める必要がないので水泳帽のようにかぶるだけで良いので簡単です。

抗がん剤治療の副作用での脱毛等で医療用ウィッグを着用する際は
頭皮に直接ウィッグキャップが触れてしまうことになります。
そういうときにクリニカルキャップを下に着けることで
ウィッグの内側のキャップが直接頭皮に触れるのを防ぎ、
刺激に敏感になっている頭皮への負担を軽減してくれます。

髪の毛が抜けていく過程や、髪の毛が生えてくる過程で自毛の毛量が変化していきますので、
ウィッグネットにアジャスタがついていて、
サイズ調整が可能になっているものを選ぶようにしましょう。

医療用目的の使用におすすめです

クリニカルウィッグキャップ【CW-CAP-BK】

最近は敏感な頭皮への負担や汗の吸収等を考慮し、
コットンで作られているものも医療用キャップとして主流になっています。

コットンインナーキャップ【C-CAP】

ウィッグアレンジに活躍するスタイリングアイテム

ウィッグは購入時のデザインのままでも可愛いですが、
自分流にアレンジするとさらにオシャレ度がアップします。
いつもと違う自分を演出するためにも、
ウィッグアレンジ&スタイリングにチャレンジしてみてください。
メーカーにより、様々なウィッグ専用のスタイリング剤が用意されています。

ウィッグは、ワックスやスプレー等のスタイリング剤を使用することで、
簡単にスタイリングすることができます。
しかし、自毛に使うようなハードスプレーやムースなど、
カチカチにセットされるものはなるべく使わないようにしてください。
洗い落とすのに時間がかかり、ウィッグの劣化を早めてしまいます。

アレンジに欠かせないウィッグ専用のスタイリング剤の使い方

ウィッグ専用のスタイリング剤をつけ、
手ぐしやコーム、ブラシを使いウィッグをお好みのスタイルにセットします。

ボリュームを出したい時には、
ウィッグの根元にスタイリング剤をつけると良いでしょう。
しかし、たくさんスタイリング剤をつけてしまうと、
ベタつきと重みで、逆にボリュームダウンしてしまうので気をつけましょう。
また、ワックスを使うとスタイルが崩れても、
ハードに固まっていないものは直しやすくなります。

ハードタイプのスタイリング剤を使用する際に注意したいのが「フレーキング現象」です。

フレーキング現象とは、ハードタイプのスタイリング剤を使った際に
白い塊がこびりついてしまう現象です。
スタイリング剤やワックス等には糊成分や樹脂成分が含まれています。
このような成分がウィッグに残ってしまうと、
ウィッグの傷みの原因になるので、
ワックスを使った際にはその日のうちにシャンプーすることを心がけてください。

そのまま放置したり、シャンプーがしっかりできずスタイリング剤の洗い残しがあると、
絡みや抜け毛の原因になってしまいます。
時間が経てば経つほど後から洗い流そうとしても、
しつこくこびり付き、ますます傷んでしまう場合があります。

フレーキング状態になってしまったときには、
ウィッグをしばらくぬるま湯(極々低い温度)に浸し、
こびり付いている樹脂成分をふやかしてからシャンプーしてみましょう。
何度か繰り返すと樹脂成分が取れていきます。
お手入れを怠るとウィッグを傷めてしまい、
ウィッグの寿命を縮めてしまいますので、日頃からお手入れはしっかりとしましょう。

程良いキープ力のあるウィッグ専用ヘアスタイリングミスト

ウィッグメーカーによっては、
ウィッグ専用のスタイリングミストが販売されています。
ファイバーに優しい成分で作られているので
人毛用のハードスプレーのように固まらず程良いキープ力で、
ウィッグの毛流れも自然に仕上がります。

ウィッグ専用スタイリングミスト【MS】

ニュアンスをつけるウィッグ専用スタイリングワックス

プリシラには、ウィッグ専用スタイリングワックスも販売しています。
ウィッグのために作られていますので、ウィッグに馴染みやすく、
固め過ぎずに柔らかな毛流れやニュアンスをつけた風合いにスタイリングができます。
使用後はその日のうちにしっかりと洗い流してください。

ウィッグ専用スタイリングワックス

ウィッグ専用ワックス【WX】

まとめ

今回ズラリとご紹介したように、ウィッグを保管・お手入れ・アレンジ等を
行うときに便利なウィッグ専用アイテムが多数あります。
ウィッグネット・ウィッグブラシ・オイルスプレー・ウィッグ用シャンプー&リンスあたりは
ウィッグを長持ちさせるための必須アイテムだと思っていただければいいでしょう♡

ウィッグ専用ケア用品はこちらから♡