ウィッグで一番大事なのは、まるで自毛のように自然に見えること!そのために、不自然なウィッグの見分け方と、自然にみえるウィッグの着け方をご紹介します。
今回は、ウィッグ初心者の方でも不自然なウィッグを簡単に見分けることができるようにポイントを3つに絞ってご紹介します。とくにフルウィッグ、前髪ウィッグ、襟足ウィッグについて解説します。
自然にみえる着け方をマスターして、ウィッグでおしゃれを楽しみましょう!
この記事の目次
ウィッグ初心者でもわかるウィッグが不自然にみえる3つのポイント
初心者でも簡単に不自然にみえるウィッグを見分けることができるポイントが3つあります。この3つに注意してウィッグを選ぶことで失敗することは格段に減りますよ。
1.つむじが不自然!毛量が多くてつむじが見えない…毛植えが規則的すぎる…
意識をして人のつむじを見ることはあまりないので、気にしなくていいと思ってしまいますが、バレやすい部分のひとつです。つむじはパッと見で違和感があると感じやすいようです。毛が詰まっていてつむじが無いように見えるものをつけていたらすぐにばれます。
フルウィッグや前髪ウィッグにはつむじの部分があります。このつむじ部分が不自然だとウィッグだとバレやすいので注意です。つむじ部分が詰まっていなくて、程良く不規則な毛植えであることが自然なウィッグの条件です。
毛量が多すぎてつまっているウィッグは不自然です。鏡でじぶんのつむじを見るとわかりやすいのですが、自毛だと立ち上がり気味に生えているので、毛の根元は詰まってなくて地肌が見えているところもあります。こういう部分を再現できているつむじがオススメです。
つむじ部分の毛植えが規則的すぎるものは不自然です。これも鏡で自分のつむじを見ればわかりますが、実際は毛流れが同一方向でなはく、整列して生えているわけではありません。わざと不規則な毛植えが施されているつむじ部分が自然です。
もし買ったウィッグのつむじが不自然だったら、帽子をかぶるなどのつむじを隠すヘアスタイルしか楽しめません。このことを知っているプリシラは、生え際が自然だからつむじが気にならない自然なつむじのウィッグを生産しています。
2.ウィッグの毛部分であるファイバーがテカっていて毛が固くキシキシしてると不自然
ウィッグの毛の部分はファイバー(化学繊維)でできています。そのせいで特有の光沢がでやすくなっています。この光沢がテカテカとしていると人形の毛のようで不自然です。人毛のように程良い艶を再現しつつも、テカリがおさえられているファイバーでできていればとても自然に見えます。
ウィッグに慣れている方は艶が気になると、適度にウィッグの艶を消すためにベビーパウダーをはたいたり、制汗スプレーを吹きかけたり、ヘアワックスを多くつけたりといった工夫をしています。
毛質も重要です。太くてキシキシした人形のような毛では、ウィッグだとバレてしまいます。毛が太いとなびくこともなく毛流れも悪くなってしまいます。
キシキシして流れないような毛質の場合は、柔軟剤に付け置くことでサラサラに仕上げることもできます。
プリシラでは『新ファイバー』として、独自に開発したこだわり抜いたファイバーを使用したウィッグを展開しています。
ファイバーの表面に凹凸加工を施すことで、光沢を軽減するような工夫をし、まるで人毛のような細さで柔らかく肌触りの良いキシキシ感の少ない毛質になっています。
3.自毛とウィッグの境目がはっきりしていると不自然
自毛とウィッグの境目がくっきり出ていて段差があると不自然にみえてしまいます。前髪ウィッグやハーフウィッグなどの部分ウィッグは、自毛との境目のみえ方に注意しましょう。ハーフウィッグであれば、自毛との境目になる部分の毛植えがしっかりされていないと、キャップ部分が露出していたりすることもあります。
自然にみえるように作られた前髪ウィッグは、境目になる部分が浮きにくくなるように作られています。
プリシラの前髪ウィッグは、サイドが浮きにくく丸みのあるデザインなのでなじみやすくできています。
プリシラでは、前髪ウィッグと自毛との境目を解消できる『つむじあり前髪』を展開しています。つむじ部分が付いているので境目ができてしまう心配がいりません。
ハーフウィッグでも境目を解消できる優れ物の『エアロハーフ』を展開しています。ハーフウィッグなのに前髪とつむじ部分が付いているので境目が気になりません。しかも自毛の前髪となじませることができるのでより自然に仕上がります。
また、プリシラの男性用ウィッグは、もみ上げ部分に針金が入っているので自身の顔周りの形に沿わせることができ、浮かないように工夫されています。
自然にみえるウィッグの着け方
フルウィッグのボリューム感を抑えて着ける方法
フルウィッグを着ける際の注意点は、不自然なボリュームが出ないようにすることです。ロングヘアの方がウィッグを被った時にぼこっとなってしまう場合があります。それは、中に入れた自毛が均一の高さに整えられていないため、一部分だけが浮いたようになってしまうからです。
それを防ぐために、フルウィッグを被る前は必ずネットを被り自毛を中に入れ込みましょう。自毛を入れ込む際は、なるべく平らに整えましょう。
自毛が長くて毛量が多い場合は、一つにまとめてしまうとボリュームが出てしまうため、自毛を2、3ヶ所にブロッキングして平らにねじり上げ、アメピンで固定してからネットを被るようにすると多少ボリュームを抑えることができます。
自毛が長い場合は、みつあみにしてまとめると、すっきりとネットに入れ込むことができます。
また、ネット代わりに水泳帽をかぶるコスプレイヤーの方も多くいます。しっかりと自毛を固定できるのがメリットですが、締め付けがキツイのがデメリットといえるでしょう。絶対にスタイルを乱したくない時の裏技です。
プリシラのオールウィッグネットの基本の着け方を動画で確認しよう!
つむじ部分を応急処置して自然にする
買ってしまった後でウィッグのつむじ部分の毛をなんとか自然にみせたい場合は、つむじ部分をクシでぐしゃぐしゃっとして毛流れを不規則にし毛の根元が立ち上がるようにして応急処置してみるのも良いでしょう。
つむじ部分が不自然な場合は、前髪をポンパドールにアレンジしてつむじ部分を隠してしまう荒技もありますよ。その際は、自毛の前髪を少し出しておいて、自毛の前髪とウィッグの前髪を一緒にポンパドールにして上げればウィッグの前髪の生え際も隠せます。
自毛とウィッグの色合わせをして自然にみせる
ハーフウィッグや部分ウィッグは自毛との色合わせが必須です。自毛が黒色でウィッグが茶色なんてことになれば、ウィッグだけが目立ってしまい不自然です。
前髪ウィッグと自毛との境目のなじませ方
つむじ部分が付いていない前髪ウィッグの場合は、自毛との境目ができることは避けられません。
こんな時はヘアカチューシャや帽子で境目を隠してごまかすこともおすすめです。
境目にできた段差を目立たなくさせるには、自毛を境目にかぶせてクシでとかしてなじませる方法もあります。かぶせる自毛は斜めに流したりと工夫が必要です。
自然にみえる襟足ウィッグの付け方
襟足ウィッグは、後頭部の自毛を上下にブロッキングした間に着けて、上げていた髪を下ろしてウィッグの毛に被せて着けます。
まずは、自毛が短すぎず、毛先がパツンと切り揃えられていないことが自然にみえる条件です。
自毛が短いと、ウィッグに被せてなじませることができません。切り揃えられた自毛だと、浮いてしまい不自然な段差ができてしまいます。
カールタイプの襟足ウィッグを着ける場合は、自毛も程良く巻いてカールさせておくとなじみます。自毛がストレートだと不自然な毛流れになってしまいます。
まとめ
ウィッグを購入する前に、不自然にみえるウィッグを区別できれば安心です。でも購入した後で不自然だと発覚することあります。
そんな時は、今回ご紹介した自然にみえるウィッグの着け方を参考にしてくださいね!不自然にみえてしまうウィッグも一工夫すれば何とか使いものになるかもしれませんね。ウィッグについて詳しく知りたい方はプリシラのサイトでじっくりチェックしてくださいね!
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡