遊園地やテーマパークに行くと、ジェットコースター等の絶叫系マシンや、激しいアトラクションに乗るのが好きな方は一定数いますよね。
私は5歳の頃、そのくらいの子どもでも乗れるようなミニコースターに乗って顔面蒼白になり、それがトラウマで見るのも嫌なほど苦手です。
富○急には一生行くことがないと思います。
そんな(どんな)絶叫系アトラクションに乗るのが好きだけど、ウィッグが飛んでいってしまいそうで乗れない…と心配な方に贈るコラムです。
今回は、脱毛症・抜毛症・乏毛症・無毛症等の髪に悩みを抱えている々や、抗がん剤治療の副作用で起こる脱毛を経験された方、または現在も治療されている方等、日常的にウィッグを使われているヘアロス当事者様にアンケートを取り、その結果をまとめました。
さっそく結果を見てみましょう。
今回のアンケートは選択型ではなくすべて自由記入型でご回答いただきました。
この記事の目次
ウィッグを着けてアトラクションには乗れる?
※こちらの質問への回答は50件集まりました
今回の結果は、ある程度絞られた回答結果となりました。
アトラクション好きのウィッグユーザーさんの参考になりますように♡
1位:行かない・乗らない(40%)
そもそも。そもそも論。
ですが、同じ「行かない」派の中にも「そもそも苦手だから乗らない」、「遊園地自体に行かない」「病気になりそういう気分になれないので行かなくなった」、「絶叫系は好きだけどウィッグが外れそうで怖くて行けない」等、行かない理由は様々でした。
「好きだけど怖くて行けない」と諦めてしまっている方は、今回の結果が参考になるかもしれません。
2位:普通に乗れる(22%)
次いで多かったのは、特に気にせず普通に乗ってるよーという回答でした。
昔プリシラショップで働いていたスタッフが、ウィッグを着けたままジェットコースターに乗ってもウィッグはズレないか?という実験をし、無事に外れなかったというのは実証してくれたのですが、何度も回転するような激しいアトラクションや、頭囲よりもゆったりとしたサイズ感のウィッグをかぶっていると、もしかしたら外れそうになることもあるかもしれません。
※実際に1名だけ「乗ったら取れたことがある」と回答をくださった方がいらっしゃいました
わりと多くの方が気にせず普通に乗っているということは、少し対策をすれば問題なく楽しめるかもしれないということ!
3位:ウィッグ+パーカーやヘアバンドで固定(20%)
次いで2割の方が、「対策をして乗っている」方々。
いつも通り好きなウィッグをかぶって、フーディーをかぶってストッパー代わりにしたり、ヘアバンドもつけてウィッグを固定しちゃうという方法です。
ただ、乗るアトラクションによっては帽子等のかぶりものを外してくださいと指示があるものもあります。
事前に調べていくと安心ですね。
私もディズニーランドにふわふわロングのウィッグをかぶって行ったことがありますが、防寒になり写真映えはするし、カジュアルコーデも可愛く見えるし最高でした。
友達とお揃いウィッグで行くのも楽しいですよ♡
ウィッグがズレない対策をして、ぜひ乗り物も楽しんでみてくださいね!
4位:条件付きで乗れる(14%)
次いで多かったのは「条件付きで乗れる」という回答です。
どんな条件かといえば、「ゆるいものなら乗っている」「スプラッシュマウンテンは乗れた」「激しいジェットコースター系は避けている」「子ども向けのものには乗れた」「ディズニーはいけたけど富士急レベルは無理そう」etc…と、アトラクションの激しさを見極めながら乗るかどうかを決めているようです。
また「ウィッグテープで固定すれば何でも乗れる」という方や、思い切って乗ってみたら乗れたという方も多いので、少しずつレベルアップしながら試して乗ってみてはいかがでしょうか。
5位:ウィッグを外して乗る(4%)
少数ではありますが、ウィッグを外して素頭で楽しむ方もいらっしゃいます。
友人やパートナー、家族等、ウィッグを着けていることや事情を知っている人と一緒に乗る場合は外しているとのこと。
とりあえずアクティブに楽しんでみよう
思っていたよりも多くの方がウィッグ使用中も普通にアトラクションを楽しんでいるということが分かりましたね。
外れそうで心配で行けない…という方も、ゆるいアトラクションから試してみてはいかがでしょうか。
今回多くのヘアロス当事者様に、温泉やジムに行く時・風が強い日・汗をかいた時・アトラクションに乗る時…と、ウィッグを使っていくうえでどんな対策をしているのか様々なアンケートを取りましたが、共通しているのは、何らかの対策を取ったりバランスを調整しながら、変わらず日常を楽しんでいるということ。
「ウィッグを着けているせい」で、日常何か楽しめていないことがある方は、とりあえず思い切って始めてみてもいいかもしれません。
色んなデザインを買い揃えてウィッグを楽しんで着けている方も、「ヘアロスを隠すため」にウィッグを利用している方も、色々気を使うからできればウィッグを使いたくない‥という方も、どんな選択肢があっても良いと思います♡
ウィッグを着けているうえで不便を感じる瞬間も、同じように悩んでいる方の中には「こんな風に楽しむ手段があったんだ!」と、気付いていただくきっかけになっていれば嬉しいです☺
【当事者さんにアンケート】シリーズはこちらからも読むことができます♪
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡