ウィッグを使っていて、最も多いお悩み・ストレスは「暑い」「ムレる」「汗をかく」ではないでしょうか?
秋冬は防寒具としても使えるウィッグですが、夏のウィッグはかなり蒸し暑くストレスを感じやすいですよね。
今回は、脱毛症・抜毛症・乏毛症・無毛症等の髪に悩みを抱えている々や、抗がん剤治療の副作用で起こる脱毛を経験された方、または現在も治療されている方等、日常的にウィッグを使われている当事者様にアンケートを取り、その結果をまとめました。
さっそく結果を見てみましょう。
今回のアンケートは選択型ではなくすべて自由記入型でご回答いただき、少数派等も見受けられますが、ある程度共通していた回答結果となりました。
この記事の目次
夏の暑い日、汗対策はどうしてる?
※こちらの質問への回答は75件集まりました
それぞれの回答について、詳しく書いてくださっていた方も多くいらっしゃったのでまとめていきたいと思います。
1位:何もしない・耐える(31.9%)
一番多かったのは、対策は特にしておらず我慢しているという回答でした。
中には「ウィッグを暑いと思ったことはない」という方や、「日光を直接浴びずに済むので帽子代わりに快適に使っていた」というポジティブな意見も!
暑くて我慢をしているけれど、何かいい案があれば知りたい!と書いてくださった方も多く、この結果が何かの参考になればいいなと思います。
同率1位:保冷剤・冷却シートを挟む(31.9%)
対策として一番多かったのは保冷剤や冷却シートを使われているという回答!
保冷剤や冷却シート等をウィッグと頭皮の間に仕込んだり、冷却スプレーをウィッグに吹きかけてからかぶると涼しさが違う!という意見や、冷感シートを挟んでおくと汗をかいて濡れるたびにひんやりして気持ちいいという意見もありました。
頭皮をひんやり冷やすグッズを販売しているお店もありますので、そういう便利グッズをうまく使いながらウィッグのムレを解消したいですよね。
3位:ガーゼやティッシュを挟む(6.9%)
次いで回答が多かったのは、ウィッグと頭皮の間にガーゼやティッシュを挟んでからかぶっているという回答です。
ティッシュは汗で濡れると当然破れてしまいますし、ガーゼも水分を含んで汗が垂れてきてしまいますよね。
薄手のタオルやハンカチ、大きな布等をあてがうという意見もあったので、外出する時間によって仕込む布の大きさを変えた方が良いかもしれません。
4位:涼しい室内で過ごす(5.6%)
同率4位が続きます。
夏は極力室内で過ごしたり、涼しい場所を探して過ごすという回答です。
冷房が効いていればウィッグの暑さも気になりませんよね。
慣れないウィッグを着けたまま、夏に長時間屋外で過ごすのはなかなか厳しいものです。
同率4位:マメに拭く(5.6%)
やはりこれが基本的な対策ですよね。
「トイレでしょっちゅう拭いてます」という回答がチラホラありました。
やはり中で汗が充満しているのは不快なもの。
拭きに行けるタイミングが取れない場合は、汗をよく吸ってくれるインナーキャップの着用がおすすめです。
外出時にインナーキャップの替えを持っていき、タイミングを見て着け替えるという方もいらっしゃいました。
同率4位:素頭・ターバンで過ごす(5.6%)
ウィッグを着けているのがどうしてもしんどい方は、やはり素頭が涼しくて快適ですね。
人目が気になる‥という方はターバンやバンダナ等を巻いて過ごすという方もいらっしゃいます。
一昔前の「ケア帽子」は落ち着いたデザインのものが多かったですが、最近はオシャレなバンダナやケア帽子も増えてきましたよね。
同率4位:軽いウィッグを着ける(5.6%)
ショートのウィッグを着けたり、ウィッグを着けてまとめるアレンジをしたり、可能な限りで部分ウィッグで過ごす等、普段とは違うウィッグを選ばれているという回答です。
確かにショートウィッグは襟足がかなりスッキリしますので、頭頂部のムレがそこまで気にならない方は、ショートウィッグを使いこなし、夏を乗り切るのもおすすめ!
5位:その他(6.9%)
複数回答がなかったものを「その他」でまとめました。
・インナーキャップをかぶらない
・インナーキャップを必ず着ける(人それぞれですね…!)
・ドライシャンプーを使用する
等の回答がありました。
ウィッグから汗の匂いが・・・!どうする?
ウィッグを販売していてよく聞かれるのは「ウィッグをかぶっていたら汗をかいて、ウィッグに匂いがついてしまったんですが」というお問い合わせです。
毎日毎日ジャブジャブとウィッグを洗うのは品質の劣化を早めてしまいますので、なるべくお手軽なケアで済ませたいですよね。
まずおすすめしたいのはウィッグ用デオドラントスプレーです。
内側のキャップ部分にシュッシュとひと吹きすれば、汗やタバコ等の嫌な匂いを和らげてくれます。
何度も着用して汗のベタベタ感が毛にまとわりついてきたり、デオドラントスプレーでも匂いが取れにくくなってきた場合は、シャンプーをおすすめします。
毎日同じウィッグを使われてるなら、夏は4,5日に一度、冬は10日に一度程度の頻度がよく聞くシャンプーの回数ですが、個人的に気になってきたタイミングで問題ありません。
毎日使ってしょっちゅう洗っていると、ウィッグの劣化も早くなってしまいますので、洗い替え用やスペアのウィッグを持っていたら安心ですね。
汗対策にはこんなウィッグがおすすめ
汗や暑さ対策で皆さん様々な工夫をされていますが、プリシラでおすすめなのは吸水性・放湿性に優れた帽子ウィッグです。
内側の帽子は柔らかくてチクチクせず、脱毛している頭にそのまますっぽりかぶれるので初心者さんでも簡単。
ゆったりしたサイズ感のリラックスウィッグです。
また、お好みのファッションウィッグがある方は、インナーにコットンキャップを着用すればどんなウィッグでも医療用ウィッグとして楽しめます。
様々な便利グッズやおすすめアイテムを駆使して、夏のウィッグライフを楽しみましょう。
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡