医療用ウィッグの口コミを見ていると、
メーカーによって大幅に違う価格の差やオーダーメイドと既製品の違い、
ファッションウィッグとの違いに疑問を持っている方が多いようです。
今回は、そんな医療用ウィッグの疑問についてお答えしていきます!!
この記事の目次
医療用ウィッグの価格の差
医療用ウィッグは、安い物で1万円台から、
テレビのCMに出ているような大手メーカーのウィッグだと数十万円するようなものもあります。
同じ「医療用ウィッグ」なのに、
これだけ価格の差があることに疑問を感じている人が多いようです。
フルオーダー・セミオーダー・既製品の違い
医療用ウィッグには
『フルオーダー』『セミオーダー』『既製品』の3種類があります。
フルオーダーのウィッグは、毛質・カラー・サイズ・デザイン等
すべてを自分の希望通りに作成することができます。
また自分の頭の型に合わせて作製するので、フィット感も抜群です。
とことんこだわった自分だけのオリジナルウィッグが欲しい方におすすめですが、
価格は既製品より高額になり、完成(手元に来る)までにも時間がかかります。
セミオーダーのウィッグは、既製品(レディメイド)のウィッグをベースにして、
カラー・長さ・デザイン等を決めることができます。
価格も高めではありますが、フルオーダーのウィッグほど高額ではありません。
また、メーカーによってはご来店当日のお渡しが可能な場合もあります。
すでにスタイルが決まっているものを既製品(レディメイド)といい、
決まったデザインの中から自分に合うもの・お好みのものを選びます。
そのため、自分の希望通りのスタイル・ボリューム・カラー等がない場合があります。
お好みのものが見つかればラッキーですが
とにかく価格を抑えたい人や、今すぐ欲しいという方におすすめです。
総手植えと機械植え(マシンメイド)
植毛が、1本1本丁寧に手植えされた総手植えか、
機械によって植えられた機械植え(マシンメイド)かによっても
価格は大幅に変わってきます。
医療用ウィッグは、総手植えであることがほとんどです。
マシンメイドは、規則的に機械で植毛しているのに対し、
総手植えは、不規則に1本ずつ手植えで植毛しているので、毛の流れがとても自然です。
また総手植えのものは通気性の高いメッシュに毛植えされている場合が多いので
長時間着けてもムレにくいものが多いのです。
アフターケアの有無
医療用ウィッグは、アフターケアが充実しています。
メンテナンスや微調整カット等、購入後もサポートをしてくれるところが多いようです。
アフターケアの内容も、メーカーによって変わるので
内容が充実しているほど価格にも影響してきます。
医療用ウィッグは毎日使うものなので、
ウィッグが傷んできた時アフターケアが充実しているのは助かりますね。
医療用ウィッグとファッションウィッグの違い
ファッションウィッグは一万円前後のものが多いのに対し、
医療用ウィッグは一般的に何十万円とします。
医療用ウィッグとファッションウィッグは、厳密には明確な区別はありません。
各メーカーは、常に着けている患者さんのために、
通常のウィッグよりも自然で通気性・伸縮性が高いものを作り、
それを「医療用ウィッグ」としています。
その例として、医療用ウィッグとファッションウィッグの違いのひとつに
”素材”が挙げられます。
医療用ウィッグは、人毛がミックスされて作られていることが多いですが、
ファッションウィッグの多くは、
主にファイバー(化学繊維)で作られているものがほとんどです。
人毛の割合が増えるほどに価格も上がっていきます。
まとめ
抗がん剤治療に伴う副作用の脱毛や、円形脱毛症・抜毛症等でウィッグを探される場合、
まずは「医療用ウィッグ」を検索される方が多いかと思います。
そしてそのお値段にがく然とするケースも多いようです。
しかし、最近ではファッションウィッグでも高品質の商品も多く、
医療用ウィッグとしてお使いいただいている方もいらっしゃいます。
プリシラのファッションウィッグは、耐熱ファイバーが自然に見えるよう
ウィッグ特有のテカリを抑え、独自に開発した配合技術で
ファイバーの表面に凹凸加工を施す工夫をしているものがあります。
まるで自毛そのもののような自然な仕上がりになっているので、
安くて品質の良いウィッグを求められている患者様に選ばれているようです。
若い子向けのウィッグはちょっと…といった方にもミセス向けのウィッグを販売しており、
人毛ミックス&総手植えの商品を3~4万円代から販売をしています。
プリシラのウィッグは、一般的な「医療用ウィッグ」よりも挑戦しやすい価格なので、
何十万円もする高額のウィッグを購入する前に、一度試してみてもいいかもしれませんね。
「医療用ウィッグ」とは何なのか、ファッションウィッグと何が大きく違うのか、
お分かりいただけましたでしょうか。
今後もし、いざ医療用ウィッグを使うなら、どこのメーカーのものがいいのか等
日頃から比較し、調べておくのもいいかもしれませんね!
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡