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医療用ウィッグについて基本的なことを知りたい!
まずは医療用ウィッグのつけ方と選び方を押さえるのが一番です。

ウィッグを着けたことがない方は、とりあえず帽子みたいにかぶればオッケーじゃない?と思っていたりします。
でも案外、医療用ウィッグをかぶるときってコツが必要なんです。うまくかぶれなかったらウィッグがズレて脱げてしまうなんてことにもなりかねません。

今回は、医療用ウィッグのつけ方をご紹介します。
また、医療用ウィッグの選び方の基本もご紹介します。

これが基本!医療用ウィッグのつけ方

医療用ウィッグもファッションウィッグも、フルウィッグのつけ方は基本的に同じです。ちょっとしたコツがあるので、それをマスターすれば上手くかぶれるようになります。

医療用ウィッグのつけ方の手順

1.まずウィッグをかぶる前に、下地作りでウィッグネットを着けます。

自毛が生えてきたときにウィッグネットを着けると、ズレ防止や自毛をまとめる役割があります。
脱毛する前や髪の毛がしっかりと生えてきたときにも、ウィッグを使うならウィッグネットは使用してください。

脱毛している場合は、通常仕様のネットではなく医療用向けのネットを選びましょう。肌当たりや吸汗性、通気性に優れたネットが最適です。ネットは肌に直接あたるのでストレスフリーなものを選びましょう。

ウィッグネットの中に自毛を上手にまとめ入れるコツがあります。
自毛をできるだけ平らにします。お団子状にまとめてボコッと出てしうまうと、ウィッグをかぶった時に浮いてしまいます。

ウィッグネットは首まですっぽりかぶります。
自毛の生え際に合わせて頭を包み込むようにネットを持ち上げます。ネットの中に、できるだけ高さが均一になるように自毛を入れ込みます。
ネットの端をピンで留めて固定するか、ネットの端同士を結んで固定します。

また、ネットがずれてしまわないように、自毛とネットをヘアピンで、前、両サイド、後ろなど数か所で固定することもおすすめです。

ウィッグネットのつけ方を動画で確認しよう!

2.いよいよウィッグをかぶります!ウィッグは前からかぶるが鉄則

ウィッグは前からかぶること。これが重要なポイントです。
ウィッグの前髪の生え際とウィッグの生え際部分の位置を合わせて押さえ、ウィッグを後ろの襟足部分まで引っ張りかぶります。

まちがったウィッグのつけ方で多いのが、ウィッグの両サイドをもって上からかぶるつけ方と、後ろの襟足部分からウィッグを前に引っ張りかぶろうとするつけ方です。
このまちがったかぶり方だと、前髪部分の位置が合わなかったり、中のネットが前にズレやすくなります。
ウィッグをのばすときの力の加減もしやすくなるので、前に引っ張るよりも、後ろに引っ張るただしいつけ方でつけましょう。

脱毛していると、髪の毛があるときよりも頭のサイズが小さくなります。襟足部分にサイズ調節用のアジャスターが付いているウィッグを選んでください。通販だとアジャスター付きとかいてあります。アジャスターがあればフィットするように段階的に調節できます。

ウィッグのつけ方を動画で確認しよう!

医療用ウィッグの選び方の基本

医療用ウィッグを選ぶときに、多くの方がポイントにしている点をご紹介します。
ポイントを絞って選ぶと、迷いが少なくなり、自分に一番あった医療用ウィッグが探しやすくなります。

1.医療用ウィッグの価格
2.自然に見えるウィッグの品質
3.医療用ウィッグとしての機能性
4.ダサくない?おしゃれなヘアスタイル
5.カウンセリングやアフターサービス

1.医療用ウィッグの価格

医療用ウィッグの価格はピンからキリまであります。数万円~数十万円まで、既製品かオーダーメイドなどで価格に差がでます。医療用ウィッグにかける費用を最初に決めておくと迷いが少なくなります。

ウィッグメーカーによりますが一般的な価格帯では、既製品なら1万円~10万円程、セミオーダーなら3万円~30万円程、フルオーダーなら30万円以上のものもあります。毛の素材がファイバーか人毛、機械植えか手植えか、デザインによっても価格は変わります。

2.ウィッグの品質チェック!自然なつむじ部分と毛質が大事

ウィッグの品質は重要ですね。自然な見た目でないとウィッグだとすぐにバレてしますのも嫌なものです。ウィッグを着けている事情を知らない誰かに外出先で指摘されるのも良い気がしません。

毛質は不自然なテカリではなく自然な艶感があるもの、つむじ部分は人間のつむじのように、毛植えが詰まり過ぎていないものが自然です。

3.医療用ウィッグとしての適合性

医療用ウィッグには、抗がん剤治療などで敏感になっている肌に配慮しているか、製品の品質の基準としてJIS規格があります。直接皮膚に接触するスキン部分やネット部分、またキャップ部分についてパッチテストを行います。これをクリアするとJIS規格を取得をした医療用ウィッグとなります。

医療用ウィッグのJIS規格については、こちらを参照ください。

もちろんJIS対象ではないウィッグでも、皮膚への刺激に配慮するように素材や縫製を工夫したものも多いです。その中には毛質やキャップの伸縮性、また通気性に優れたものもあるので、多くの方が医療用目的で利用されています。

プリシラのウィッグはファッションウィッグですが、多くの方に医療用目的でご使用いただいています。

4.医療用ウィッグでもおしゃれなヘアスタイルでいたい!

医療用ウィッグでもおしゃれなヘアスタイルにしたいという方は多くいらっしゃいます。プリシラのウィッグを医療用としてご愛用いただいている方からも、おしゃれなヘアスタイルを楽しみたいとのお声を頂戴しています。

医療用ウィッグとして使用する場合は、お手入れしやすい短めのスタイルを選びがちですが、ショートヘアだけでなくロングヘアも選べるおしゃれにこだわったファッションウィッグはおすすめです。

5.カウンセリングやアフターサービスがあれば尚良し

ウィッグを扱い慣れていない初心者の方で不安な場合は、カウンセリングを受けられる店舗を利用することもおすすめします。通販サイトでもアフターサービスまであるウィッグメーカーもあるので確認してみましょう。

プリシラの直営店では、試着はもちろん着け方やお手入れ方法もご相談を承ります。気軽にお声掛けくださいね。

まとめ

医療用ウィッグの基本的なつけ方と選び方をご紹介しました。
医療用だからといって特別なつけ方があるわけではなく、通常のフルウィッグの同じようにかぶることができます。コツさえつかめば、キレイに医療用ウィッグをかぶることができますよ。

選び方もポイントを絞れば、自分に合う医療用ウィッグを探しやすくなります。

医療用目的で多くの方にご愛用いただいているプリシラのオールウィッグは、プリシラのサイトでチェックしてくださいね。