※2018/07/25追記※
突然ですが、今は空前の女装ブームです。
男の娘で検索すれば、男とは思えないかわいい女の子(?)の画像がいっぱい出てきますよね。
どこかの男子校ではミスコンなんてものを開催していて、ミスコンの定義がグラグラと揺れています。
どうなっているのでしょうか。
最近ではギャル雑誌からホスト雑誌にいたるまで女装対決特集なんかが組まれています。
プリシラウィッグよく使われてるよ。
ここまで流行していると、「自分もやってみたい」と思いはじめるのが人情というもの!
女装してみたい!って思っても、生まれてからずっと男として生きてきたので何をしていいのか全然わかりませんよね。
服はまだわかりますが、メイクなんて未知の世界です。
そこで、女装の方法とそのコツを、日ごろから女装にプリシラのウィッグを使ってくださっているプリシラ心斎橋OPA店の常連様にうかがいました。
このページを見ながら女装の練習をすれば、女装をマスターできちゃいます!
女装を仕上げるウィッグはもちろんプリシラのウィッグを使ってくださいね♡(宣伝)
可愛い男の娘、女装娘を目指しちゃいましょう!
この記事の目次
読むだけでわかる女装メイクの方法とわかりやすいコツ
メイクの前の下準備
メイクの前には髭をしっかりと剃りましょう!
髭は一番に剃ってしまいましょう。
毛の流れに逆らって剃る逆剃りは出血や肌荒れの原因になるので、蒸しタオルとシェービング剤を使ってヒゲソリ(not電気カミソリ)で、丁寧に毛の流れにそって剃りましょう。
耳の下などの見にくい部分は剃り残すことが多いので、気をつけてキチンと剃るようにしましょう。
ヒゲの青さが気になるかもしれませんが、あとでコンシーラーを使って隠すのでこの時点では気にする必要はありません。
メイクの前に重要なのは保湿したお肌を作ること!
髭をできるだけ深く剃るのは重要ですが、それと同じぐらいに重要な事はお肌の保湿です。
保湿されたお肌と保湿されていないお肌ではメイクのなじみ方がまるで違います!
メイクの前にはとにかく保湿が重要なので、化粧水と乳液をコットンで丁寧にパッティング、しっかり保湿されたキレイなお肌を作りましょう。
保湿は化粧水だけでなく、乳液でさらに潤いを重ね、最後に美容液やクリームを使って蓋をしてあげることで、潤ったお肌から水分が逃げないようにすることができます。
化粧水の後は、必ず乳液⇒クリーム(or美容液)で仕上げましょう。
化粧水だけだと水分が乾燥してしまい逆効果です!!
この工程を怠らなければしっかりと保湿されるので、お化粧のノリ&持ちが違ってきます。
お肌が整ったら、カラコンとアイプチで目を大きく!
保湿が終わったら、目を大きくみせるためにカラコンをつけて、アイプチやアイテープでくっきり二重を作ってからメイクに入ります。
カラコンやアイプチに抵抗がある人も多いとは思いますが、目の大きさはかわいさに直結=女装の完成度に影響するので、使うことをオススメします。
また、二重幅を広げることでお人形のようなパッチリアイが完成します。
ウィッグネットをかぶるとメイクがしやすくなる!
ウィッグをかぶるときにベースに使うウィッグネットを、メイクの前からつけておくとメイクがしやすくなるのでオススメです。
そのまま後でウィッグをかぶるので、髪の毛はすべてウィッグネットの中にできるだけコンパクトに収めてください。
コンパクトにすることで、ウィッグをつけた後に頭が大きくなってしまうのを防ぐことができます。
女装のためのメイクをはじめましょう!
クリーム状のコンシーラーでお肌の凹凸を隠します
まず、コンシーラーを顔全体に伸ばします。
コンシーラーとはシミ・そばかすを隠すための化粧品です。
ペンシルタイプやスティックタイプなどテクスチャもいろんな種類があるのですが、男性の凸凹としたお肌を隠すためには、カバー力のあるクリーム状のものがオススメです。
フェイスパウダーで毛穴を隠します
コンシーラーを顔全体に伸ばしたら、次にプレストパウダー(粉おしろい)を使います。
プレストパウダーは毛穴を隠すことができる化粧品です。
毛穴を隠すだけではなく、きめ細かいお肌に見せてくれます。
注意点としては、お顔全体に均等にはたくこと。
きちんと付けることができれば、陶器のような毛穴レスなお肌になることができます。
顔にメリハリと艶をつけるためにハイライトを!
顔に立体感をつけるために、ハイライトを目の下(頬骨と目の間)と鼻筋に入れます。
ハイライトを入れることで、顔にメリハリができ艶感も出てきます。
ハイライトはハイライトという名前の化粧品を使って入れることができます。
細いブラシを使って微調整しながら少しずつ入れていきましょう。
入れ過ぎるとテカテカになって面白いことになります。
ハイライトには主にクリームタイプとパウダータイプがありますが、今回はパウダータイプを使っています。
メイク初心者さんにはパウダータイプの方が使いやすいです。
クリームタイプのハイライトは肌本来がツヤを出しているような質感にできるので、パウダーに慣れたら練習してみましょう。
チークは輪郭がシャープに見えるように斜めに!
チークは輪郭がシャープに見えるように、斜めに伸ばします。
チークは使いやすいパウダーチークを使っています。
チークにはクリーム・リキッド・練りタイプ等、様々なチークがあります。
チークには種類だけでなく、カラーもたくさんあり過ぎてどれを選ぶか難しいですよね。
青白い系の肌の方(ブルーベース肌)は青みピンク・ローズ系
黄色い系の肌の方(イエローベース肌)はオレンジ・ベージュ系のものが似合います。
綺麗系・可愛い系・ギャル系など、着たい服装にあわせてチークカラーを使い分けしましょう。
チークは質感や入れ方で表情が変わってくるので、試行錯誤が重要です。
女性でも、上手なチークの入れ方が分かっていない人が多いと言われています。
やりかたはメイクのまとめサイトや、美容ライターさんのインスタグラム等を見て研究するのもいいですよ。
アイブロウを使って眉もきっちりと!
アイブロウをつかって、眉にもメイクをしましょう。
アイブロウにもペンシル・リキッド・パウダー等、様々な種類がありますが、今回はパウダーを使ってふんわりとつけてください。
着けるウィッグのカラーが明るいときは眉も明るく、ウィッグのカラーが暗いときは眉もあわせて、暗い色のものを選びましょう。
男性は自眉が黒々と濃いことも多いと思いますが、そのときは眉マスカラを使うと発色が良いのでオススメです。
大きな目になれるつけまつげはマスト!!
ふさふさまつ毛は憧れですが、女性のようにまつ毛エクステをするわけにもいかないですよね。
そんなときにはつけまつげが重宝します!
付けまつ毛は、目を大きく見せるために幅が広いデザインをチョイスします。
付けまつ毛のつけ方には、アイラッシュグルーとアイプチでつける方法がありますが、肌に優しいアイプチがオススメです。
付けまつ毛の装着に慣れてきたら下まつ毛にも付けてみましょう。
どうしてもつけまつげが上手に付けられない!という場合は、ボリュームや長さを出せるマスカラをたっぷり塗ってくださいね。
最難関!アイメイクは左右対称に!
目の下の目尻側3分の1に、茶系のアイシャドウを塗ります。
そのあと、アイホール全体にベージュ&茶系のアイシャドウでグラデーションをつくります。
カラーメイクも可愛いですが無難なのはブラウン系メイクですね(^^)
アイシャドウは、指で塗ると色が濃く付き過ぎたり、想定より大きな範囲に色が乗ってしまうことがあるので、綺麗に乗せる意味もこめて必ずチップや筆を使いましょう。
その後、リキッドアイライナーで目尻をはね上げて描き、下まぶたに薄く白パール系のアイシャドウを入れるとアイメイクは完成です。
白パールで涙袋メイクをすることで、うるうるしたような瞳に見せることができます。
左右対称のバランスになるように、何度も鏡を見てチェックをしながらメイクをしましょう!!
顔が左右対象になることがとにかく難しく、とにかく重要です。
リップはオーバーリップ気味がセクシー!
唇には、リップブラシで口紅をしっかり塗り、艶のあるグロスで仕上げます。
口紅もグロスも実際の唇よりも少し大きめ=オーバーリップ気味に塗ることで、ふっくらとしてセクシーな唇にすることができます。
メイクの完成
これでメイクは完成です。
次はウィッグをかぶって髪型を女性にしていきましょう。
人の見た目は7割は髪型で決まると言われるぐらい髪型は重要な要素です。
髪型が決まっていれば、メイクなんてしなくても女装はできる!は言い過ぎですが、せっかくメイクが決まっていても髪型が男のままだったり、ひと目でウィッグをかぶっているとわかるような髪型では完成度の高い女装とは言えません。
キャラクターのコスプレの女装でなければ、ファッションウィッグメーカーのウィッグを選ぶようにしましょう。
ファッションウィッグを選ぶ理由は、コスプレ用のものよりもずっと自然で、かぶってもウィッグに見えないものが多いことです。
すぐにウィッグとわかってしまうような品質のものも多いので、自然な見た目という評判や口コミがあるウィッグを買うようにしましょう。
ファッションウィッグは、その時に流行っているヘアスタイルが豊富でカラーも多数揃えられているので、お好みのカワイイ髪型を簡単に見つけることができます。
せっかく女装をするのですから、メイクと同じぐらい髪型にも力を入れてましょう。
きっと女装してよかったと思える女装ができるはずです。
画像と動画で簡単にわかる女装のウィッグのつけ方
女装のときにウィッグを自然に見せる着け方
ウィッグをかぶる前にウィッグネットで髪をまとめます。
髪の毛はすべてネットの中に収納しましょう。
その時、ウィッグネットはできる限り小さくまとめてください。
コンパクトにおさめることで、仕上がりの頭の大きさを小さくすることができます。
プリシラの場合ウィッグネットはウィッグについてくるので、別途購入する必要はありません。
ウィッグは前髪のほうからかぶって、こめかみの位置をあわせるように調節します。
大きさに違和感があるときはウィッグのアジャスタで調整してください。
大きさに違和感がある状態は、ウィッグがとれる原因のひとつなのでしっかりと調整してください。
つけ心地も快適になりますよ。
こめかみの位置が決まったら、ウィッグの襟足を引っ張ってウィッグの中に自毛をすっぽり収めます。
うまく固定ができないときはウィッグの大きさがあってないかもしれないので、もう一度アジャスタで調整しましょう。
それでも固定できないときはアメピン(飾りのない黒くて細いヘアピン)でとめても構いません。
そのままだとウィッグっぽさが出すぎるので、ブラシでとくなどして調整すれば完成です。
色んなオールウィッグがありますのでお好きなものを選んでくださいね。
男性向けのものと比べて、やや小さめの頭囲53~57cm向けの大きさになっています。
女性用は小さいと不安になる方も多いと思いますが、プリシラの伸縮キャップを使ったウィッグは伸びるので、男性でも比較的楽につけることができます。
頭が大きいとお悩みの男性にもご愛用いただいています。
ウィッグをつけたことがない方は、文章と画像だけではつけ方のイメージがわきづらいと思います。
動画を見て、どのようにつければ良いのか確認してみてください。
全体の工程がわかるとウィッグがぐんとつけやすくなります。
女装メイクとヘアで一番重要なのはバランス!
女装で重要なのは、ウィッグ×ファッション×メイクのすべてのバランスが合っていることです。
ひとつでもズレると、チグハグな印象になってしまいます。
たとえば、ギャルメイクで清楚なワンピースを着ていたり、ナチュラルメイクで派手なドレスだとおかしいですよね。
女性のメイクやファッションはジャンルも多種多様過ぎてよくわからないことが多いと思うので、女性のお友達に聞いたり、ファッション誌を見たりして事前にキチンと情報収集することが大事です。
twitterやINSTAGRAMなどのSNSで、同じ趣味の方と情報交換をしている方も多いようです。
色々試して自分に合ったコスメを探したり、メイクパターンを研究したり、常に美意識を持つことを心がけることで、女性に見える女装に近づきます。
ウィッグは一つだけじゃなく複数を使い分けて、マンネリ化しないように楽しむことも大切ですよ♡
女の子がいつも使っているものを選ぶのが、
女装ウィッグの選び方の秘訣
女装に使うウィッグを選ぶコツとしては、まず女の子が普段使っているウィッグブランドのファッションウィッグを選ぶことです。
女の子が普段使っているものですから、自然に見える品質のものが多いはずです。
ただ、自然さよりも安さで人気のところもあります。
8,000円前後以上の金額で売られているものの多くは自然さを強みとしているものが多いので、その中から選ぶことをオススメします。
コスプレ用のウィッグは、自然さよりもキャラクターへのなりきりを重視しているので、不自然な毛質のものも多々あります。
アニメやゲームのキャラクターの女装を楽しむのでなければ、避けたほうがいいでしょう。
ウィッグには、ハーフウィッグや前髪ウィッグなど様々な種類がありますが、女装で使うのはすっぽりとかぶってしまうフルウィッグ(プリシラではオールウィッグ)が主流です。
顔の輪郭が気になる方は、フルウィッグの中でも顔のサイドを隠すようなデザインを試してみるのが良いかもしれません。
プリシラのウィッグが女装に使えるのは安いのに自然なところ!
今回の記事を作るにあたり、なぜプリシラのウィッグを使ってくださっているのかインタビューさせていただきました。
ウィッグにプリシラを選ぶ理由は、自然なのにリーズナブルなところ
女装するときにプリシラを選んでくださる理由は4つあるそうです。
・周りが気付かないくらい毛質が自然なこと
・ナチュラルなのにリーズナブルなこと
・心斎橋OPA店のスタッフが親切に対応してくれるので色んな意味で安心してできること
・女装を通して他の女装家さんとの繋がりができたこと
人目を気にする方でも安心なプリシラ心斎橋OPA店
女装家の常連さんがかなり多いプリシラ心斎橋OPA店は、カーテンで仕切られた完全個室があるので人目が気になる方でも安心です♪
また関東では原宿に、関西では梅田にも店舗があり、いずれも個室・半個室があるので、人目を気にせず、女装のためのウィッグを購入される男性の方も多いので、色々なご相談に応じることも可能です。
ウィッグについてだけではなく、メイクやファッションの疑問も直営店のスタッフに聞いていただければ、分かる限り回答させていただきます!
女装をしたい方にも安心して使っていただけるプリシラウィッグで、ぜひ女装に挑戦してみてくださいね♡
オールウィッグ【レイヤーストレート】A-675耐熱
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡