ウィッグネットは、ウィッグをかぶる時の必需品です!でもウィッグ初心者の方はこの存在を知らないことが多いのです。
ウィッグをかぶる場合は自毛をまとめる必要があります。ウィッグネットは、この時になくてはならない存在なのです!
今回は、ウィッグネットの役割と着け方をご紹介します!
この記事の目次
ウィッグをかぶる時の必需品!ウィッグネットの役割と着け方
ウィッグネットとは、ウィッグをかぶるときにウィッグの下に着けるネットのことをいいます。アンダーネットやインナーキャップなど、各ウィッグメーカーにより呼び名は色々です。
ウィッグネットのタイプには筒状のものとキャップ状のものがあり、自分の使用用途により使い分けられます。一般的に髪が長い場合は筒状のネットが便利で、医療用の場合にはキャップ状のものがおすすめです。
ではウィッグネットの役割を大きく3つに分けてチェックしましょう。
1.ウィッグをかぶる前の下地作り!自毛をまとめて下地になる頭の形を整える
ウィッグネットを着ける目的は、自毛をまとめること、ウィッグを被る前の下地作りをすることです。
ウィッグネットを着けずにウィッグをかぶると大変!襟足やもみあげ辺りから自毛が飛び出してきたりします。
ウィッグネットを使ってしっかりと自毛をまとめて固定するようにしましょう。
キレイな下地作りのポイントは、できるだけ平らにコンパクトにまとめることです。下地を平らにしないと、ウィッグをかぶったときに凹凸ができて高さが均等にならないため、一部だけウィッグが浮いてしまったりして不自然な見た目になります。ウィッグが均等に頭にフィットするのが理想です。
自毛が長い人におすすめなのが筒状のウィッグネット
筒状のネットは、ネット自体にある程度の長さがあります。自毛が長くてウィッグネットの中にまとめ込めずに困ることがありません。自毛の毛量が多かったり長い場合に、キレイにまとめることができて便利なのが筒状のウィッグネットです。
2.ウィッグのズレ防止
ウィッグネットを着けることで滑り止めになり、ウィッグがズレるのを防止します。
ウィッグネットを知らない初心者の方は、ウィッグが帽子のような形なのでそのまま被れて、ネットなんて無くても簡単にかぶれると思っていませんか?
ウィッグネットを着けていないと、滑りやすい自毛や伸縮性のあるウィッグキャップで、ウィッグがズリ上がってしまったりするんです。
更に、ウィッグネットの中の自毛がしっかりまとまっていないと、まとまりのゆるい部分のウィッグネット自体が動いてしまうので、ウィッグも一緒にズレてしまいます。ウィッグネットで自毛をしっかりと固定するようにしましょう。
3.医療用でウィッグ使用の場合はウィッグネットが頭皮を保護する役割に
医療用目的でウィッグをかぶるとき、脱毛している場合はウィッグネットも専用のものを使うことをおすすめします。素材や仕様が医療用対応になっているので、肌あたりや使用感が通常のウィッグネットとは異なります。
素材や吸汗性、通気性またサイズなどを考慮してウィッグネットを選ぶと良いでしょう。
脱毛していて頭皮が敏感になっているときは、柔らかいコットン素材のウィッグネットであれば頭皮への刺激を軽減できます。目の粗いネットだと肌当たりは良くないので、目の細かいネットが理想です。
また、脱毛状態では頭囲が小さくなるので、Sサイズなどのサイズ展開があるものが便利です。
脱毛している場合におすすめなのがキャップ状のウィッグネット
水泳帽のようにキャップ状のウィッグネットは脱毛している場合におすすめです。筒状のネットだと、脱毛状態ではネットがズレ上がってしまいます。
ウィッグネットの内側のおでこの部分にシリコンがついており、ズレないように工夫がなされたウィッグネットもあります。ウィッグネットの外側にもマジックテープがついていてウィッグ自体との固定を強化できるものもあります。
プリシラでおすすめのクリニカルウィッグキャップ
プリシラでは『クリニカルウィッグキャップ』をご用意しています。こちらはキャップ状で細かい編み目になっているので、肌当たりが柔らかく、脱毛している状態の頭皮への刺激を軽減できます。
ウィッグネットの基本の着け方
ウィッグネットに自毛をまとめて入れる場合は、できるだけタイトにします。
自毛が長い場合は、2~3か所に分けてねじり上げてまとめたりします。ねじった部分は厚みが出ないように、また凹凸ができないようにするのがコツです。
まとめ入れた自毛が動いたりしてウィッグネットがズレる場合は、ウィッグネットの上から自毛と一緒にヘアピンで固定します。
では、ウィッグネットの基本の着け方を確認してみましょう。
1.筒状のウィッグネットを首までスッポリかぶります。
2.ウィッグネットをおでこの位置まで引き上げて、自毛を入れ込んでいきます。
3.自毛をできるだけタイトにまとめたら、ウィッグネットの端と端を結んで留めます。
ウィッグネットの着け方を動画で確認しよう!
まとめ
ウィッグネットはウィッグをかぶるときにとっても重要なんです!医療用で使用するときは、洗い替えがあると便利です。
プリシラでもウィッグネットを3種類ご用意しています。是非プリシラのサイトでチェックしてくださいね!
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡