40代50代になると、薄毛や白髪などなにかと髪の悩みがでてくるものです。そこで女性用のウィッグを買ってみよう!と思っても、価格に始まってお手入れまで、ウィッグ初心者さんには何が何だかわかりません。
そこで今回は、女性用ウィッグを買うときの“いろは”をご紹介します。
まずは基本をしっかりと押さえてウィッグを活用できるようにしましょう!
この記事の目次
基本を押さえる!女性用ウィッグを買うときの“いろは” 8つのポイント
1.女性用ウィッグはこんな時に活用できます!
2.女性用ウィッグの種類は大別するとフルウィッグと部分ウィッグの2種類
3.女性用ウィッグの素材は『人毛』『人工毛』『人毛と人工毛のミックス』
4.女性用ウィッグの価格はどれぐらい?
5.女性用部分ウィッグを選ぶときのポイントは色とスタイル
6.女性用フルウィッグはサイズ調整できるか?
7.女性用フルウィッグは、蒸れや自毛の無い場合はどうするの?
8.女性用ウィッグのお手入れ方法やアイテム
1.女性用ウィッグはこんな時に活用できます!
年齢を重ねていくと、段々と髪にハリやコシがなくなってきたり、薄毛や白髪に悩まされることが増えてきます。髪にボリュームがなくなったり、白髪染めをする必要があったりします。
そこで女性用ウィッグを活躍させましょう!
活用方法1.ヘアスタイル全体をフルウィッグで理想のボリュームに
ハリやコシがなくてボリュームが出ずアレンジが楽しめなくなったら、女性用フルウィッグを使用しておしゃれなヘアスタイルをしてみませんか?
活用方法2.頭頂部の薄毛を部分ウィッグでカバー
少し頭頂部が薄くなってきたと感じたら、女性用の部分ウィッグを使用してみませんか?
部分的にカバーするタイプのウィッグなので、着用感も楽で簡単装着です。
活用方法3.面倒な白髪染めの代わりに部分ウィッグが使える
白髪が気になったら、面倒な毛染めの手間を省くために、部分ウィッグを白髪隠しの対策に使用してみませんか?
髪のお悩みごとに女性用ウィッグを使い分けて活用すると、時間がかかっていたヘアセットも短縮でき、薄毛や白髪を気にして億劫だった外出も楽しい予定に変わります!
2.女性用ウィッグの種類は大別するとフルウィッグと部分ウィッグの2種類
女性用ウィッグの種類は、大きく分けて2種類です。
・1つ目は、頭部全体を覆ってスッポリかぶるカツラタイプの『フルウィッグ』です。
・2つ目は、頭頂部などの気になるところを部分的にカバーする『カバーピース』です。
それでは、タイプごとに簡単にご紹介します。
全体のヘアスタイルチェンジにはかつらタイプ『フルウィッグ』を使用する
フルウィッグは、自毛を全てウィッグのキャップの中に入れ込んでウィッグをかぶるため、自毛の髪型を気にする必要がありません。
ウィッグをかぶる前にアンダーネットで、自毛をまとめて下地作りをします。アンダーネットはウィッグのズレを防ぐ役割を果たします。
髪色やヘアスタイルを全く違うイメージにすることができるので、おしゃれを存分に楽しむことができます。
部分的にカバーする『カバーピース』は薄毛や白髪隠しのお助けアイテム
カバーピースは、薄毛や白髪の気になる部分をカバーしてくれます。クリップで留めて使用する仕様が大半なので、着け方も難しくなく気軽に活用することができます。
急なお出掛けで白髪染めができないときや、忙しいときに便利です。
記念写真をとるときに、ちょっと頭頂部にボリュームが欲しいと思ったらカバーピースの出番です。
3.女性用ウィッグの素材は『人毛』『人工毛』『人毛と人工毛のミックス』
女性用ウィッグの毛は、大きく分けて3つの素材で作られています。
・人毛
・人工毛(ファイバー・合成繊維)
・人毛と人工毛のミックス
それでは、素材ごとにご紹介します。
自然なみためでパーマも可能な『人毛』
人毛は、人間の髪の毛を使用しているので見ための自然さは格別です。パーマもカラーリングも可能です。
しかし、人間の髪なのでスタイルは崩れやすくなり、セットも同様の手間がかかります。退色してしまうこともあります。
人毛のウィッグは、使用毎のお手入れが大切です。
ホコリなどはブラッシングで落とし、汗は洗髪して清潔な状態をキープするようにしましょう。洗い終わりは、水分をしっかり乾かすようにしましょう。
スタイル形状記憶の『人工毛』
人工毛は、化学繊維でできているのでスタイルは形状記憶のものがほとんどで、セットが断然楽になります。
耐熱性のものを選ぶと、ウィッグの耐熱温度によってドライヤーやヘアアイロンを使用できます。
人工毛は色褪せにくく、ウィッグを洗ったあとも自然乾燥で大丈夫なので、お手入れは比較的楽になります。
人工毛は、カラーリングやパーマはできません。
自然さとスタイルのしやすさの良いとこどり『人毛と人工毛のミックス』
人毛と人工毛を混ぜて両方の特徴を兼ね備えているので、自然な質感で、スタイリングがしやすくなります。
但し、ミックスの比率によって特徴が大きく出るので、人毛が多い場合はスタイルが崩れやすく、人工毛が多い場合は自然さが劣ることが考えられます。
4.女性用ウィッグの価格はどれぐらい?
各ウィッグメーカーや、毛の素材、ウィッグの種類、ウィッグの作成方法、スタイルなどによって価格に差がでます。
今回は、素材と作成方法に着目しましょう。
・ウィッグの素材:人工毛より人毛の方が価格は高くなる。
・ウィッグの作成方法:オーダーメイドか既製品、手植えか機械植えによって価格に差がでる。
人毛の方が人工毛よりも価格は高くなる
人間の毛を使用しているので、大量生産はできません。質の良い毛質の人毛を選定したり、人毛をウィッグ用に加工する必要があるので価格は高くなります。
オーダーメイドや手植えは高く、既製品や機械植えはお手頃価格
既製品や機械植えは、大量生産が可能なので価格は安くなります。
オーダーメイドになると、サイズ計測から始まってウィッグを製作するので完成するまで手間がかかります。手植えは人手や製作時間がかかるので価格は高くなります。
プリシラの女性用ウィッグの価格帯
プリシラの女性用の部分ウィッグは、機械植えの人工毛なら2000円弱から、総手植えの人工毛では9000円弱からご用意しています。
フルウィッグでは、機械植えの人工毛なら10000円弱から、総手植えの人毛ミックスだと30000円台からご用意しています。
5.女性用部分ウィッグを選ぶときのポイントは色とスタイル
部分ウィッグを選ぶなら、自毛の髪色に合わせてウィッグの色を選ぶ必要があります。
また、カールなのかストレートなのか、自毛のスタイルに合わせることも必要です。
自毛の色とスタイルに合わせて部分ウィッグを選ぶと、自毛に馴染むのでより自然に見せることができます。
6.女性用フルウィッグはサイズ調整できるか?
プリシラの女性用フルウィッグには、サイズ調整用にアジャスターが付いています。襟足部分にあるアジャスターは、調整幅の段階が複数あるので自分に合うサイズに近づけることができます。
7.女性用フルウィッグは、蒸れや自毛の無い場合はどうするの?
フルウィッグを着ける前にアンダーネットを着けますが、自毛が薄い場合に頭皮を刺激しないような肌触りや素材のアンダーネットを選ぶようにしましょう。
通気性や吸汗性に優れたものや、ネットの目が細かい作り、また綿素材などで作られたアンダーネットもお勧めです。
8.女性用ウィッグのお手入れ方法やアイテム
女性用ウィッグは、使用毎にお手入れすることで長持ちします。以下の3つの基本のお手入れを心掛けましょう。
・毛のブラッシング
・ウィッグ専用のオイルスプレーの使用
・汚れが気になったら洗う
使用毎にブラッシングで絡み・汚れ・ホコリをとる
使用毎にブラッシングをするように心がけましょう。
絡みをとったり、汚れやホコリを都度落としておくことで次にキレイな状態のウィッグを使用することができます。
ブラシはウィッグ専用のものを使うと、静電気が起こりにくくなります。
ウィッグ専用のオイルスプレーで静電気防止と艶戻し
専用のオイルスプレーをお手入れ時に使用して、毛の摩擦による乾燥でパサパサした状態になったウィッグの毛に艶を戻すようにしましょう。
完全には戻りませんが、指通りも滑らかに改善されます。
乾燥するとウィッグの毛は静電気が起こりやすくなるので、静電気防止にもなります。
汗や汚れが気になったらウィッグを洗う
ウィッグの汗や汚れは臭いの原因にもなり、清潔に保つためにも、定期的に洗うようにしましょう。毛質によっては洗うときに注意が必要なウィッグもあるのでチェックしておきましょう。
人工毛を洗うときは、人毛用のシャンプーではなく、できればウィッグ専用のものを使用することをお勧めします。人毛用だと、ウィッグの毛にベトつきが残る可能性があります。
まとめ
女性用ウィッグを買うときにウィッグの基本を少しでも知っていれば、ウィッグ初心者の方でも安心できますね。
大まかなことがわかれば、どこのポイントに絞って選ぼうかと考えることもできます。
自分が気になるのは、価格なのか、スタイルなのか、素材なのかなど、どのポイントを優先させるのかを絞っておくと選びやすくなります。
女性用ウィッグが気になったら是非プリシラのサイトをチェックしてみてくださいね!
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡