ウィッグを買って何度か使用していくうちに、いったいいつまでウィッグは使えるのだろうと疑問に思ったことはありませんか?
もちろんウィッグは永久に使えるわけではありません。
特にファッションウィッグとなると、流行りのヘアスタイルもあったりして、買い換替えようと思うこともありますよね。
消耗品であるウィッグですが、買い換える目安がわかっていれば、ダメかもと思ったときにスッと新しいものを購入する決心がつきます。
今回は、どのようになればウィッグの買い換え時期なのかの目安をご紹介します。
この記事の目次
ウィッグの買い替え時期の目安~4つのサイン~
1.ウィッグの毛の色が変わってきたら買い替えのサイン
ウィッグは使用していると毛の色に変化が出てきます。
人毛で作られたウィッグの場合は、直射日光に当てていると、次第に色が抜けてくるのです。
ウィッグはどうしても直射日光にさらされやすくなりますので、こまめに退色具合をチェックして、色が違ってきたと感じたら、買い換えを検討しましょう。
人工毛は人毛ほど直射日光の影響は受けません。
しかし、やはり紫外線に長くさらされると色褪せをしてきますので、こちらも色の変化はチェックした方が良いでしょう。
2.ウィッグの毛に縮れが起こってきたら買い換えのサイン
使用していくうちに、ウィッグの毛先が縮れてきます。
こちらは主に人工毛で作られたウィッグに起こる現象です。
人工毛は光の影響は受けにくいのですが、代わりに摩擦に弱いという特徴がありあます。
この摩擦は毛同士や毛と衣服が擦れ合うことによって起こるものです。
普段の生活でももちろん毛同士が擦れ合うことがありますが、ブラッシングなどの手入れによっても摩擦が起きやすくなります。
摩擦が繰り返されると毛が乾燥してくるので、毛先が縮れてきます。
この縮れが一目見てわかるくらいになれば、さすがに買い換え時期となります。
使っていくと必ず起きる現象ですので避けることはできませんが、優しくブラッシングしたり、ウィッグ専用のオイルスプレーで乾燥を防いだりして、劣化が少しでも遅くなるようにお手入れをして注意することが大切です。
3.ウィッグの型崩れが起こったら買い換えのサイン
もともとウィッグは型崩れを起こしやすいという難点があります。
型崩れが起きた状態でウィッグを使用すれば、浮いてしまったりしていびつな状態になるので、型崩れが起これば買い換えを検討しましょう。
型崩れが起こらないように、普段から大切に扱うことを心がけましょう。
箱に押し込めたり、そこら辺に引っ掛けたりなどしてしまうと、一ヵ所に負荷が掛かったりして、途端に型崩れしてしまいます。
さらに変形をしてしまうと、新しい頃はすぐに形が元に戻ることもあるのですが、古くなってくると形が元に戻りにくくなります。
なるべくウィッグスタンドに乗せておくなどして、正しく保管するようにしましょう。
フルウィッグなら、キャップの内側に新聞紙などで詰め物をして、型崩れを防ぐ工夫をすることもおすすめです。
4.ウィッグの抜け毛が増えたら買い換えのサイン
ウィッグに抜け毛が増えてきたと感じたら、そろそろ買い換えを考えましょう。
通常、ウィッグも人間の髪と同じように抜け毛は多少あることです。
しかし使用していくうちに、ウィッグの抜け毛が目立って増えるということは、人工皮膚や髪がくっついている網などの劣化が生じている証拠なのです。
こちらも普段から抜け毛に気を配っておくと、買い替え時期を判断することができます。
抜け毛はウィッグの劣化ばかりが原因ではありません。
ブラッシングが強かったりすると、抜け毛の原因になります。
日頃から優しくブラッシングする、ウィッグ専用のシャンプーを使うなど、ウィッグを丁寧に扱うことを心がけましょう。
まとめ
このようにウィッグの買い換え時期のサインをご紹介しました。
すべてにおいて言えることは、メンテナンスをしっかりと行っていると、買い換え時期は延ばせるということです。
ウィッグも以前に比べてお手頃な価格になったとはいえ、決して安価なものではありません。
ファッションを楽しむためにも、お手入れをしてウィッグを綺麗に保ち長持ちさせましょう。
ウィッグを作り続けて30年以上!
神戸のウィッグメーカー「PRISILA(プリシラ)」のふくちゃんです。
もともとプリシラウィッグの超ヘビーユーザー
入社は2010年‥30代をプリシラに捧げました(´ー`)
ふだんは企画や広報の仕事を中心にSNS運営なども。
プリシラの商品名をすべて言えるのは社内で私だけです(自称)
誰かとしゃべることで本領を発揮します。
ウィッグの豆知識やアレンジ、選び方やお手入れ方法、
筆者独断と偏見満載のヘアコラムなど幅広くお届けしています♡